——この業界に入ろうと思ったきっかけは?

亀田 私はこの業界に入る前に、雑誌の編集の仕事をしていました。
雑誌編集の仕事をしていた時に、音楽の記事やコンサートの記事を扱う事があって、そこでコンサート業界というものを知ったのが一番はじめのきっかけでしょうか。面白そうな業界だなと思った事を今でも覚えています。
あと私は田舎育ちだった事もあり、コンサートに多少の憧れを抱いていたという事もありますね。(笑)
その後、コンサートの仕事がしたいという思いが強くなり、コンサートならやっぱり一番数が多いのは東京だと思って、東京に行って働こうと思いました。

——なぜアポロ・ブラザーズで働こうと思ったのですか?

亀田 私はアポロ・ブラザーズにアルバイトで入りました。
アポロ・ブラザーズを選んでよかったなと思った事は、いくつかあります。
他社と比べて楽しそうな雰囲気だったという事も大きいですし、馴染みやすかったというのもあります。
特に大きかったのは、音楽の話ができる人達が多かったという事ですね。
私自身もやっぱり音楽が好きという事もあり、同じように働いている仲間の人達と音楽の話が色々と通じるというのは、楽しいですよね。
他にも、アルバイトで働き始めた時にいらした社員の方達が、身近で親しみやすかったと思った事も大きいですね。
こういう色々な要素があって、アポロで働こうと思いました。

——この仕事をしていて面白いなと思うところはどんなところ?

亀田 やっぱり私達の仕事はスーツを着る一般の業界の仕事とは違う部分があります。
一般の仕事とは得られる感動も違うと思います。その中でもやっぱり面白いなと思うところは、お客様を迎え入れて、本番中にお客様が心の底から楽しんで頂いているというのを私達も感じられるところですね。
公演によっては色々なタイプの人達が来ますが、公演が終わった後、皆さんに満足して頂けて、お客様から「ありがとうございました。」と言われる事もあります。
そういう時は本当に嬉しいですし、やりがいを感じられますね。
だからこそ、ステージスタッフの方々やパートナー企業の方々とのコミュニケーションをしっかり取りつつ、公演1つ1つを安全に運営をしていかないといけないなと強く思います。
何一つ同じ公演というのはありませんから、毎回が刺激的ですし、普段の生活では知り得ない事をたくさん知ることができるという意味では本当に面白い仕事だと思います。

——この仕事における今後の自分のキャリアプランは?

亀田 キャリアプランというほど大げさなものではありませんが、現場だけでなく、仕事全般においても、この人がいてくれると安心だなと思ってもらえる事、そう思われる様になる事が私にとって大事な目標です。
仕事をする上で常に必要とされる人間でありたいと思っていますし、そういうモチベーションで仕事をしています。
この業種におけるスキルアップという意味では、まだまだ勉強が必要な部分があるなと感じています。
例えば、お客様の案内、誘導、それに警備から救護まで細かい事を突き詰めると、まだまだ色々と勉強する必要があると思っています。
また現場の運営のスキルだけではなく、個人的には演出やステージの事、私達音楽業界の取り巻く環境面も含めて勉強していきたいと思っています。
例えば、演出とかステージの事がわかると、色々現場で応用がききますし、とっさに意見を求められても応えられる。そういうプラスαの知識がつけば、さらに色々な広がりがあるかもしれません。
またCDが売れない時代に、これだけコンサート業界が伸びているという事がどういう事なのか?やはり今後必要になってくるのは、コンサートに関わる事だけではなく、音楽業界全般の取り巻く状況や環境、そういったところまで含めて幅広く勉強していく事が大事だと思います。

——アポロでアルバイトをしたいと思う人達に一言

亀田 働く原動力は興味や、好奇心だと思っています。
もしこの業界に対して、ちょっとでも興味があると思っていたら、色々と考える前に飛び込んでみるというのも大事だと思います。
アルバイトであっても、責任感を持って取り組んでもらいたいという事はもちろんありますが、とはいえ、興味が少しでもあったら、まずは働いてみる。そこで自分の向き不向き、この業界って面白いなとか、色々とわかる事もあると思います。
そういう意味では、この業界の第一歩としては、非常に良い環境かと思います。
アポロ・ブラザーズという会社はちょうど良い大きさの会社です。(笑)
他の会社ではアルバイトとしての仕事のできる範囲はこれだけ、と決められているところも多いと思いますが、私達の会社は、色々な事をやらせてもらえるので、見える景色が他の会社よりも広いと思います。
もちろん、入ったら入ったで周りとコミュニケーションをとる事も大事ですし、自分をアピールする事も時には必要になるかもしれません。
ただ入ったからには楽しく、責任感を持って働いてもらえればと思います。

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